みぐるみん

身ぐるみ脱ぎ捨て自由に生きる。おひとり様引退ナースが人生でやり残したことをやるために創った空間です。

気象がおかしいと感覚過敏がつらくないですか?

 感覚過敏という生きづらさ

不安定な気象で疲れませんか?

地球自体が災害で苦しんでいるこの時期。

雷雨続きで個人レベルでも調子が狂う。

感覚過敏の人間にはこたえる。

7月10日が満月だった影響もあったのか?

今朝、飼っているカメのきっちゃんが

産卵時期と勘違いして泥だらけで穴を掘っていた。

落ち着きがないため中庭の別荘(?)に移動して、

露天風呂感覚でリラックス〜(ただの常温井戸水だが)

f:id:mimikobito:20210712175938j:plain
f:id:mimikobito:20210712180217j:plain
中庭の別荘で露天風呂気分のきっちゃん(クサガメ

しばらくのんびりしたら興奮もおさまった。

 私も朝からおとなしく記事を書くことができず、

カメの相手をしながら家中の窓や網戸を拭き、

各部屋を換気して光を入れることに没頭した。

狂ったように家事を済ませ、

薄曇りだったが雨を想定し万全の備えを終える。

正午過ぎにうっかり食後のうたた寝をして、

デスクについたら激しい雷雨。

感覚過敏ゆえに肌で感じる「なんか変」

カメのきっちゃんと見つめ合い「やっぱりね」

野生の勘を分かち合う。

雷空の光が青くなった気がする

ここ10年ほどの個人的な感覚だが、

雷が鳴る時の空の明るさが不自然な気がしていた。

なんか青白くないですか?

子供の頃に見ていた雷空のイメージは、

最近見たのよりもう少し「あたたかい」系の色だった。

夕焼けなどの暖色系が少し混じったような。

感じ方は個人差があるためなんとも言えないが。

先日、頻発する雷のせいで久々に青白く発光する空を見た。

大人の感覚過敏が増えている?

感覚過敏とは

感覚過敏は、主に「聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚」の

五感の一部または複数からの刺激を過度に感じることで、

苦痛や不快感が生じている状態を示す。

生まれつき、目・耳・鼻などの感覚器官に障害を持っている場合や、

発達障害や事故などで脳の後遺症で起こる場合もある。

しかし、不安やストレスが原因で

大人になってから症状に悩む人も増えている。

<大人の感覚過敏の原因>

  1. 身体的機能の異常や疾患
  2. 発達障害に付随する感覚過敏
  3. 不安やストレス

対処法は結局のところ刺激を避けるしかない。

環境を変えるとか耳栓とかメガネとかグッズで対処するとか。

(いろんなサイトで紹介されており、ここでは具体策省略)

原因で圧倒的に多いのは、

やはり、3の不安やストレスではないだろうか?

ホルモンバランスが崩れて起こす感覚障害であり、

自律神経失調症更年期障害なども当てはまるだろう。

そう。それ今の私のこと。

私は現在老眼のうえ(^◇^;)

軽度の視覚過敏でもある。

なぜか太陽光などの自然光は平気だが、

人工的ライトがキンキンに照らされた所は苦手だ。

まぶしさを強く感じていた時期は、

16畳のリビングで白熱灯の裸電球一個だったこともある。

私はパソコン音痴で操作もノロノロ遅い。

もたもたするから当然モニターを見ている時間が長い。

念のためブルーライトカットフィルムは貼ってあるが、

タブレットは明るさ調整機能で工夫しているだけだ。

ブルーライトは太陽光から取り込むのが一番。

過剰に恐れてカットグラス併用でブロックするつもりはない。

自分の体性感覚に任せて不快だと感じる時だけ対応する。

加速していくICT社会に肉体が適応できるよう、

人工の光に慣らしておく必要もあるだろう。

ちなみに私は視覚以外も全てにおいて、

広く浅く感覚過敏を体験している。

化学物質や香料で喘息に近いアレルギー反応もでる。

社会生活に支障をきたして仕事を辞めたぐらいだから、

浅いのかどうかはわからないが。

個人的体験談は長くなるため省こう。

また別枠で各論的に取り上げるかもしれない。

感覚過敏というメッセージ

若者や子供に感覚過敏が多いのは、

未来に向けて特殊な能力を鍛えようと

体が過剰反応して頑張っているように見える。

または過剰なテクノロジーで暴走しないよう、

警告を発してくれているようにも見える。

いずれにせよ生命が生まれるには意味がある。

感覚過敏という人類が生まれることには

何かきっと重大な意味があると思う。

ウイルスの発生も同じこと。なんらかの意味がある。

感覚過敏と闘う人々の取り組み

資料を探していて偶然見つけた記事がある。

kabin.life

なんとこの企業の社長は、

15歳の加藤路瑛(かとうじえい)さん。

2018年12月、12歳で株式会社クリスタルロードを設立。

感覚過敏研究所を運営している。

最初は年齢による規定上、親子起業という形式でスタートしたが、

実質的な運営は彼が行なってきたようだ。

彼自身が感覚過敏であり、

同じ苦しみを持つ人々を助ける活動をしている。

テレビや雑誌にも取り上げられているが、

まだまだ感覚過敏への認知度が低いこの国。

テレビを見ない私の方が無知だったのかもしれないが、

とにかく応援したい。

あらゆる障害を持つ人への支援グループはいくらでもある。

私があえて彼に注目したのは、

年齢なんぞカンケーないね。

常識を無視した起業家スピリット。

[困難を価値に変えて諦めない社会をつくる]

彼はそう決意したそうだ。

この社長の柔軟な思考と若い純粋なエネルギー。

70年も80年も生きてきて、

いまだ忖度忖度で地位と名誉にしがみつく、

みっともない日本の政治家や官僚のみなさん。

生き様の質とは長さじゃありませんね。

彼らはただの未熟な子供ではない。

こういう子供たちはおそらくまだ、

世間一般的なエリート的良い子集団から弾かれやすいだろう。

感覚過敏で周囲の理解を得られず、いじめられるケースもある。

しかしどうだろう、見事な生き方ではないか。

こんな子供たちがどんどん活躍できる社会。

障害や特殊な性質も価値に変えていける、

新しい未来を見せてもらい勇気をもらった。

多種共存・異種共存の世界。

誰でも視点は変えられる

加藤社長に学び、私の視点も前向きなものになった。

大人の感覚過敏の一部は疾患が原因のものを含む。

どうしても医療機関に依存せざるを得なくなり、

治療という形での闘いに終わってしまいがちだ。

私は刺激を回避して自宅療養避難という方法を取ったが、

孤独な闘いのなかで、つい投げやりになることがある。

どうせ誰にも分かってもらえないからと。

確かに家族・親族や近所に理解者はいない。

それでも友人と自分自身が理解者だから頑張れる。

おまけ

産卵時期と勘違いして穴を掘りまくって、

小屋を泥水にして大暴れしたカメのきっちゃん。

アレ?…ワタシタマゴウム?…ン??

一瞬気まずそうな顔に見えたが、

その後は何事もなかったように

日常に戻りしれっとしていた。

早朝から小屋掃除と別荘準備した

私の苦労など知らんし気にしな〜い。 

愛しいきっちゃんだった。