みぐるみん

身ぐるみ脱ぎ捨て自由に生きる。おひとり様引退ナースが人生でやり残したことをやるために創った空間です。

そんなつもりじゃないのに…やらかしがちな困った癖のこと。

こんにちは。mimikobitoです。

はじめに

今日こそは本当に「日記」で終わらせよう。

たまにはシンプルでノーマルで日記っぽい、

短めにまとまった可愛らしい記事にしてみよう!

そう意気込んでスタートしたつもりがいつも、

えっ、うっそ!今日そこ潜りますか?

…みたいな、まだらで濃い展開に終わります。

自分でもなぜ不意に潜水するのか、

まったく理解できません。

結局、途中で目次をつけ…見出しをつけ…。

そうしているうちに長〜く書き続けています。

ビョーキですね。ビョーキ。

エンドレス。メビウスの輪

誰か背後からそっと近づいてみぞおちを一撃するか、

怪しい液体を染み込ませたハンカチをかがせるか、

なんとかご協力頂きたくなるぐらいです。

誰か止めて…助けてください。

毎度毎度…残念ですよね。

しかし脱線というか暴走というか…、

脇道こそが我が生き様の本線です。

あ〜やっぱり無理。目次つけよう…。

思い出してしまったエピソード。

朝食のパンを買いに出たつもりが5時間ウォーキング

まだ神戸に住んでいた頃のこと。

神戸はとにかくパン屋激戦区でして、

パン屋巡りが好きなわたしにはたまらん街でした。

近所の割と狭いエリア内に7軒ぐらいパン屋がありました。

ある日、五百円玉ひとつ握って、

真夏でしたから縁のあるリネンの帽子に半袖短パン、

素足にクロックス。当然いつものようにスッピンですから、

短距離でも日焼け予防。日傘を持ってマンションを出ました。

いったい何を唐突にやる気出したのか…。

今では記憶にございませんが、行く予定のパン屋をスルーし、

ちょっと違うパン屋を探索したくなったのです。

もうちょっと、もうちょっと。

神戸は山が北、海が南。わかりやすい街です。

しかし、楽勝と舐めてかかっていると大変なことになります。

住宅街という恐ろしい地域に一旦はまり込むと、

もう巨大な迷路に様変わりするわけですね。

昔は250ccのバイクで知らない道を散歩しては、

お約束のように迷子になりました(笑)

調べてから行けよ。でも懲りずにいつも調べません。

迷子になるのが目的みたいになっていましたね。

単車はまだいいのです。進むの速いから。

怖いのは「歩き」です。とにかく進まん。

須磨〜舞子間の海沿いに住んでおりましたので、

神戸市内とはいえ西寄りで、お隣の明石市に近い場所でした。

全く知らないパン屋さんを発見したのはいいのですが、

食パンを買うぐらいのお金しか持っておらず、

アンパンともうひとつ何か買いました。

残りはスーパーでミネラルウォーターを買うのに使いました。

携帯電話はまともに携帯したことがないので、

時間すらわかりません。道沿いの店の時計を見て歩きました。

歩いている間はいろんなことが頭の中に浮かんできて、

一種の瞑想みたいな感覚でしたね。暑さで朦朧として。

住宅街で完全に方角を見失った時は、

公園でいじけてしゃがみ、1個目のパンを食べました。

それからひたすら知らない道を歩き続けました。

気付くと明石城のふもとを歩いていました。

電車に乗るお金も残っていません。

明石城まで来ると方角が完全に掴めたので、

あとはひたすら海岸沿いを東に向かって歩くのみ。

そして完全に知っている道に辿り着くと、

もうすっかり太陽は西へと大きく傾いていました。

わたしは力尽きそうなフラフラ状態でした。

大蔵海岸という眺めの良い公園にたどり着き、

そこで2個目のアンパンを食べました。

もう泣けてくるほど美味しかった。

不自然に日焼けした足のヒリヒリ感を嘆きながら、

なぜ?…なぜ私は今…、

涙目でアンパンと水を手に、

ここにしゃがんでいるのだろう?

今朝500円玉ひとつ握って、

近所のマルイパンに行くだけのつもりだったなんて、

完全に忘れ去っていました。

瞬間を生きるって…

時と場合によっては厄介です。

アンパンを食べ終わったわたしは、

それからまた黙々と歩きました。

長い長い海岸沿いの国道を、

ひたすら東へ我が家まで。

マンションに到着した頃にはもう、

疲労のピークを超えたランナーズハイ状態。

何が何だかわからないけど感動のゴール!

ほぼ5時間ちょっと歩いていました。

不思議なやり切った感で充実する自分よ…、

あなた…たいがいそれって。オカシイから。

もう突っ込みすら忘れて感動に酔いしれます。

そんなことが…この時の一回ではありません。

三宮から16キロ離れたマンションまで、

ふと思いついて歩いて帰ったこともありました。

友人とお買い物とお茶した帰りでしたから、

普通に街歩き用のおしゃれをしていました。

6時間かかりました。。。

ビョーキですね。これまた。

おわりに

最近は、体調の不具合や、

社会的にも自粛を必要としたため、

ウロウロしなくなり迷子にもなっていません。

しかし体調が完全に回復し、

コロナが終焉すればまた、

この病が再発しそうで恐ろしいです(笑)

神戸にいた頃すでに深く何度も反省していましたが、

アウトドア用の方位磁石を買うという、

ポジティブな対策のみで、やめる気はなかったようです。

しかしそれを持たずにワイルドな手ぶらで出ていくため、

結局は全く意味ありませんでしたが…。

不意に消息を断つという病。

未来の姿が目に見えて絶望的ですよね。

自分でもガッカリしています。

でも足腰は意外に強いのでありがたいですね。

なかなか根性だってあるじゃないですか。

スゴイぞ!わ・た・し!!

そんなどうでもいい自己肯定感で、

「日記のつもりだったのに」バージョンを、

締めくくりたいと思います。

今日は一瞬、家出したくなったので、

こんなネタが浮上したのでしょうね(笑)

日照時間が短いと、どうしても元気が薄まります。

でも、家出は思いとどまりましたよ。

我らが懐かしのヒーロー、

カマキリの「リッキー・ポワポワ」さんのように。

そういえばフルネームは未公表でしたね!

ロッキー・バルボアさんではありません…)

(マニア向けの過去記事シリーズ関連ネタです)

それでは、また!

最後まで読んで頂きありがとうございました。