更年期を超えて少年に戻った自分を生きる

はじめまして。

「みみこびと」と申します。

今日は自己紹介を兼ねての初投稿です。

更年期障害と感覚過敏・化学物質アレルギーがきっかけで、

安定した仕事も、努力して一人で買った家も、慣れ親しんだ人間関係も、

快適なオーシャンビューのシングルライフをまるごと手放し、

実家に引っ越して、うつ状態になりながら約3年。

最愛の母は13年前に他界し、残された高齢の父を抱えての実家暮らし。

老朽化した家の断捨離と管理だけで手いっぱい。

30年ぶりの生まれ故郷。村社会色の強い地域に馴染めず、

社会復帰できず、どんどんレールから外れていく。

貯金を切り崩して節約で耐え忍び、

ついに焦って立ち上がろうとしたとき、

コロナがやってきた。

諦めて流れに身を任せたら、ブログを書いていた。

この３年間、何度も消えてしまいたいと思った。

生きてるのか死んでるのかわからない崖っぷちで、

ささやかな半世紀ほどの人生を振り返った。

もう疲れた。もう壊れた。

この世に何の未練もないはずだったのに、

やりたかったのにやらなかったことばかり頭に浮かんだ。

文章を読むのも書くのも好きだった。

日記や小説もどきを大量に書いて、

自分の中に溜まった何かを吐き出しては捨てた。

どうせストレス発散の自己満足だから。

自分を知るための材料になればそれでよかった。

それがなに？

そこに悔いが残っていることを知った。

結局なにも表現しないままの自分で終わる。

そんな自分で完了していいのか？

本当にもう消えていいのか？

嫌だった。

でも自分は極度のIT恐怖症。

仕事上無関係で、学び損ねたまま歳を重ねていた。

今時パソコン抜きで文章なんて書けないし、

しかもメンタル崩壊して脳みそカオスだし。

さんざん言い訳してごねたあげく、

新しいパソコンを買った。

引きこもりのうえ、コロナ自粛で娯楽費ほぼゼロ。

食費を月1万円以下に抑えて資金繰り。

大昔のパソコンしか触ったことがなくて、

なにも理解しないまま、ただのワープロで終わった悪夢が蘇る。

めげずにパソコンの勉強をゼロから始めた。

そして小さな薄っぺらい壁を破ったら、

思ったより楽しい世界があった。

もうちょっとだけ生きてみようと思った。

終わるのはこれやってからでもいいや。

いろんなことを考えて投げ捨てて、また考えて。

ドロドロでサナギになって、そろそろ窮屈になった。

すごく怖いけど、サナギの外を覗いてみたい。

外に出たら、

いつになるかわからないけど、きっとわかる日が来る。

自分が何者だったのか、自分はなにを思い出したのか。

 サナギの小さな穴から外をうかがう、挙動不審な見切り発車。

闇の中でしゃがんでいる誰かと、どこかで繋がっている気がする。

社会や自分と闘うみなさんと。生きづらくても頑張ってきたみなさんと。

同調圧力に翻弄されてきた私たち。

私もいじめられたり、変わり者扱いされたり、

息を殺して空気を読んで生きてきたから。

まだ誰かを助ける余裕はないけれど、

まず、病み上がりの自分を救うために書いてみよう。

だから恐れなくても大丈夫。間違いなく誰も読んでないから（笑）

ビビりながら踏み出した第一歩。

うつ状態になる前の私は、

アデリーペンギンみたいに落ち着きがなかった。

食事とトイレ以外、就寝まで座ってない多動な人。

面白いことを探すことしか考えてない人間だった。

病んで停止して少しは落ち着いた？

安定した器の大きい熟女に変身した？

残念ながら、もともと年齢不詳の少年キャラ。

落ちた反動で少年気質がさらにパワーアップ？

頭空まわりで身体も追いつかないくせに、抑えきれない好奇心をなだめる。

さんざん闇と向き合ってみたら、手に負えないクソガキな自分も、

今度こそ好きになれそうな気がする。

初めてのブログという不思議な世界。

知らないことだらけのポンコツ初心者だけど、

体も心も少年に戻った自分で、歩きながら少しづつ成長してみたい。

はてなブログに命を救われた私の2021年。

世界は混沌と変化の真っ只中。体調もまだ不安定で家庭内も逆境だけど、

なんとか生きていれば、

ありがたいことは、まだいっぱいある。

これから出会えるかもしれないみなさまへ。

どうぞよろしくお願いします。

（独り言なのにちょっと恥ずかしい）