みぐるみん

身ぐるみ脱ぎ捨て自由に生きる。おひとり様引退ナースが人生でやり残したことをやるために創った空間です。

今、生きるのが苦しいみなさんへのメッセージと「お金にまつわる不思議体験談」

こんにちは。mimikobitoです。

はじめに

11月半ばも過ぎた現在、

夕刻の北西向き4畳半の部屋で、

窓を開けているのに室温20℃って…。

そりゃあ具合の悪くなる人も出ますよ。

寒暖の差が激しいこともあってか、

毎日のように救急車のサイレンが響いています。

うちのクサガメのきっちゃんも寝苦しい日々。

まったく…地球のホメオスタシスがカオスすぎ。

今、生きるのが苦しいみなさんへ

自分の心身最優先でサボる

みなさん体調はいかがですか?

無理せず自分第一で、

休養をとりながらお過ごしくださいね。

この国に生きている人で、

心底甘えてサボっている人なんて、

上級国民のみなさん以外存在しませんから。

世間に遠慮なんかしなくていいんですよ。

自分自身の心身の健康が最優先でいいんです。

とはいえ…現実問題として、

生活のため無理をしなくてはならない状況の方、

相当数いらっしゃると思われます。

さしあたって応急的に、

月三万円とか五万円でもいいから給付を。

補償の必要性がひっ迫しています。

ベーシックインカムとして月三万円でもあったら…、

わたしの場合、三ヶ月分の食費まかなえますよ。

自分にとっての無駄を最大限切り捨ててみると、

生物として生きるだけならさほどお金は要りません。

過去、わたしも独身で住宅ローンを抱えて体調を崩し、

本当にカツカツの生活を生き延びたことがあります。

銀行預金ゼロ。手持ち残高3万2千円という、

絶体絶命の危機もくぐり抜けて生き延びました。

しかしその頃の足掻きも学びの一環となり、

何十年もかけて自分の価値観や優先順位を、

追求し続けた努力が今になって報われています。

何があろうとこれだけは…、

そんな生きる活力の元となる出費ならともかく、

もう一度生活の支出の無駄を、

見直してみるといいかもしれません。

命を落とすぐらいなら借金は踏み倒して生きていい

今現在、本当にどん底で、

支払いが滞ったり返済できなくても、

命まで落とすことはありませんからね。

日本人は優しく大人しくて生真面目です。

急にポジティブにおおらかになれと言ったって、

テキトーに上手に抜けを作れる人ばかりではありません。

人口を占める大多数の方々は良い人です。

同調圧力に逆らわず世間体を重視し、

常識的で真面目であるがために苦しんでおられる。

思い詰めて自分を追い込む方が多いのです。

自分で自分を追い込まないでください。

命を落とすぐらいなら、

借金なんて踏み倒せばいいんですから。

そんな人を白い目で見ない社会にするためには、

各自が自分を大切にして休息をとり、

他者を思いやるゆとりを維持したいですね。

「手持ち残高3万2千円」ミラクルエピソード

ここからはちょっとマヌケな不思議体験系エピソードです。

⚠️息抜き的失敗談なので真面目な内容ではありません。

スイッチを切り変えて気分転換できるようであれば、

こんな変な人もいるのかと鼻で笑うネタにしてください。

わたしは何事も無計画で無謀なタイプですが、

ギャンブルの類は全くいたしません。

カードも「一括払い」しか使ったことがありません。

過去に組んだ住宅ローン以外、借金の経験はなく、

現在は物件も手放し銀行とも縁が切れています。

250ccのバイクも車もキャッシュで買いました。

派手な娯楽や美容や海外旅行やブランドバックなど…、

世間のみんなと同じ部分にお金を使わず、

昼夜働き詰めで自然に節約できたお金で買ったのです。

つまり手持ちで確実に予算があてがえる買い物以外は、

いっさい手を出さなかったということです。

自分でも意外にそこだけは真面目だと思います。

転職で資金繰りが狂ったところに過労でダウン

何を思ったのか唐突に異世界に入りたくなり、

ある営業会社の内勤電話営業に転職したことがあります。

1年間ほどでしたが、同じ時期に入った同僚はみんな、

もっと早く辞めてしまいました。

営業職の世界はナースの世界よりも過酷で、

体力も頭脳も気も使う大変なお仕事でした。

会社の詳細はお話できませんが、

東京本社と大阪・九州にも支店がある上場企業でした。

そこで出会ったみなさんは最高に良い仲間でした。

数字を出すということがどういうことかも分からない、

わたしみたいな変な人材も面白がって雇ってくれる、

本当に良い経験をさせて頂いた場所でした。

みんなゆるキャラで人間関係もよく楽しかったのですが、

実際は数字を出してナンボのもんですからね。

当然ながら現実はそう甘くありません。

毎日終電で帰宅していました。

JR大阪駅の片隅で不健全に缶コーヒーばかり飲んで。

月に二日ぐらいしか休まなかったこともありました。

違う職種での頑張り方がわからなかったんですよね(笑)

飛び込んでから考えるにも程があるってことですが。

基本給が出たので、フルコミッションの方に比べれば、

甘々な良い条件でしたが、これまでの生活パターンに慣れていて、

収入が減っているという感覚が追いつかなかったんです。

住宅ローンのボーナス月引き落としも気にせずに。。。

預金残高はジリジリ目減りしていきます。

勉強のための本や教材などにもお金をかけました。

スーツなんて着て働くのは初めてなので、

嬉しくてついつい、事務的な備品にもお金をかけました。

結局、体力の限界でみんなとは涙のお別れとなり、

しばらく一人のマンションで休養期間となりました。

今思えば「引きこもり」ってやつですね。

かなり心身ともに疲弊しきっていました。

刺激的な冒険だった故にダメージもデカかった。

そんな浮遊霊みたいな期間には、

小説もどきの文章を書いたり、読書したりして過ごしました。

しかし実家の親元で厄介になるのとは違って、

ひとりで組んだ住宅ローンもあるわけです。

頭がまわらず体力回復のため現実逃避しましたが、

とうとう目を覚ます時がやって来ます。

ローンの滞納はなかったんですが、

ふと気付くと手持ち全財産の残高が3万2千円でした。

まだ母も生きていた頃ですが、

心配かけると思い、いっさい実家には相談しませんでした。

実家があるだけ、まだ安全装置があったのですが。

わたしがその3万2千円をどう使ったと思いますか?

自分でも完全に正気じゃないと思える選択でした。

美容院に行って全額使ったのです。

もう変態どころの騒ぎじゃありません。

クレイジーすぎます。完全に頭吹っ飛んでます。

それでいてとてもお気に入りのスタイルになって、

気分はスッキリ爽やか〜(笑)

はぁ〜???

ベランダで大阪湾の夜景を眺めながら、

呑気に星空を見上げたことだけ覚えています。

さて…全財産使い果たした翌日か翌々日のこと。

突然、母親から電話がかかってきました。

「〇〇ちゃん、あんたちょっと忘れてるん違う?」

わたしは全財産使い切ったことなど忘れたかのように、

ごく自然に受け答えしていました。

「なんのこと?」

「たぶんあんたのよ。満期になった定期預金のお知らせが来たよ」

「たぶん」というのは、

近所に同姓同名のひとつ年下の子がいたからです。

郵便物とかよく間違われてたんですよね。

おそらく自分史上最大のミラクル。

自分でも完全に忘れていた古い預金通帳が、

たまたまこのタイミングで出てきたのです!

そのお金でわたしは何も困ることなく、

次の職探しと就職までの生活をスルリと凌ぎました。

本当にわずかな小銭が財布に残っているだけでした。

意識のうえでは底をついていたはずだったのです。

まさかの美容院代に全財産を投げてしまうという、

奇行の根拠は全くありませんでしたが、

最終的にこういうことだったのかと納得しました。

無意識下、潜在意識下では知っていたのですね。

本能のままに従ったらそうなったのです。

願いをかけて祈ったわけでもないし、

スピリチュアルなアファーメーション的儀式を、

やったわけでもありません。

極限まで堕ちた末の居直りという境地で、

意図せず変な力を働かせてしまったのかもしれません。

火事場の馬鹿力ってやつでしょうか。

常識のリミッターがほんの一瞬外れたような。

本当に奇妙な平穏さというか、

自分の意味不明な衝動を心底信じた瞬間でした。

妙な安心感みたいなものが潜んでいた感じです。

久しぶりにこの体験談を思い出しました。

村上春樹さんのエッセイでも、

結構なミラクルネタがありました。

事業の借金返済で、もうあと3万円…、

資金繰りが足りなくて夫婦で途方に暮れているとき、

偶然、道に3万円が落ちていたというエピソード。

これは作り話ではありません。

わたしの話も村上氏の話も。

こうして活字にするとまた、

えらい不思議な体験だったなぁと、

16年ほど経った今になって自分でも驚いています。

おわりに

社会が、世界が今揺れています。

古い固定観念が大きく揺さぶられています。

終身雇用、学歴社会、安定こそが全ての世界観が、

今、大きく揺るがされようとしています。

これは一概に良いとも悪いともいえません。

個人の社会的立ち位置や概念によって異なるでしょう。

しかしなんらかの変化は起こると思われます。

むしろ変化しなければならないほど、

地球環境も人間の社会システムもそろそろ限界だと、

個人的にはずっと思っていました。

お金に対する価値観や固定概念について、

外部から刷り込まれた概念がどういうものであり、

どういう価値観・概念が自分にとって必要で、

どういう価値観・概念が自分にとって不必要な部分なのか。

各自が自分の生活において見定めていかなければ、

我々庶民は古いシステムと共倒れになります。

自分自身に対する戒めとして、

久しぶりにお金に関することを思い出してみました。

かといって、カチカチ頭で恐怖心を煽るつもりはありません。

なので、あえてミラクル体験も組み込んで語ってみました。

「お金と物だけに振り回される呪いのような縛り」が、

いかに危うく脆い概念かということを自覚しておきたかった。

人類は今この時代に「破壊と再生」を体験するでしょう。

それを悲劇と見なすのか、

胸躍る新たな世界の入り口と見なすのかは、

各自の固定概念次第であり、

誰にも強制できないことです。

わたしはもちろんですが、後者を選択します。

みなさんと一緒に…(*^_^*)

苦しさのなかにもささやかな微笑みや喜びを忘れずに。

何度でも立ち上がろうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。