みぐるみん

身ぐるみ脱ぎ捨て自由に生きる。おひとり様引退ナースが人生でやり残したことをやるために創った空間です。

みんなで防ごう下肢静脈瘤①どんな病気?どうして起こるの?

こんにちは。mimikobitoです。

はじめに

久しぶりの生命探究シリーズです。

今年は心臓がテーマなのにサボってました!

今日は「第二の心臓・ふくらはぎ」を取り上げます。

こんな方にオススメ!

この記事は次の方にオススメします。

  • デスクワークで座りっぱなしの方
  • 長時間立ちっぱなしの方
  • 妊娠出産経験のある方
  • 肥満や運動不足の方
  • 足のむくみが気になる方

2022年春、私に悲劇が訪れます。

ブログ執筆に日々長時間のめり込み

両足のむくみと痺れが慢性化していたのです。

マズイ!これじゃあ下肢静脈瘤まっしぐら!

眠っていたナース脳にスイッチが入ります。

ブログを1ヶ月ほど中断して生活を見直し、

個人的なピンチは切り抜けましたが、

加齢と共に今後も無視できないテーマ。

これを機にまとめておきます。

 

命に別状はないが誰にでも起こる

最初にハッキリ申し上げます。

下肢静脈瘤は怖くない病気です。

皮膚のシミやシワと同じように

血管の老化によるもの。

ただし…特定の人だけじゃなく

全員に起こる変化ということをお忘れなく!

 

下肢静脈瘤とは?

足の血のめぐりが悪くなって

血管がウネウネボコボコ浮き出す状態をいいます。

詳しくは動画が参考になるでしょう。

※ 「症状チェックリスト」は下記をご参照ください

専門医による動画説明

最初の動画は質問に答えるコーナーなので、

項目にバラつきがありますが、内容は悪くないので選びました。⬇️

⚠️周囲の声などの雑音が入っている部分もあります。


www.youtube.com

 

もうひとつ、ドクター説明なので若干難しく聞こえますが、

説明項目にバラつきがないので選びました。⬇️

 


www.youtube.com

 

自覚症状チェックリスト

1つでも当てはまれば下肢静脈瘤の可能性があります。

(上記動画より抜粋)

  • 足の血管がボコボコしている
  • 足がむくむ
  • 足が重だるい
  • 足のこむら返り
  • 足に皮膚炎や痒み・潰瘍がある
  • 足に色がついている
  • 足のほてり
  • まれに、足の痺れ・冷感・膝の痛み

 

下肢静脈瘤の原因・なりやすい人


www.youtube.com

 

下肢静脈瘤になりやすい人

  • 男性より女性が2倍多い…筋肉量の差やホルモンの影響
  • 妊娠・出産経験…子宮が大きくなると腹部の静脈を圧迫
  • 立ち仕事・座り仕事…筋肉のポンプ作用が低下
  • 高齢者…加齢による血管の老化と筋力低下
  • 遺伝…両親そろって下肢静脈瘤の場合9割近い確率で子に遺伝
  • 生活習慣…喫煙・高血圧・高コレステロール血症・便秘・肥満・運動不足

避けられない原因は今回置いておきます。

日常の心がけで避けられる原因のみ抜粋し

以下、詳細に触れていきます。

動かない姿勢

近年、IT分野の発達でデスクワークが急増。

さらにコロナの外出自粛による運動不足で、

下肢静脈瘤の患者数は増えたそうです。

調理師・美容師など立ち仕事のリスクが主でしたが、

集中して長時間パソコンに向かう職種も増え、

座りっぱなしのリスクが急上昇した気がします。

動かない姿勢が10時間以上続くと要注意です!

肥満と便秘

ぜい肉でも便秘でも…お腹ポッコリは御用心!

妊娠の場合と同じで、お腹の静脈を圧迫すると

足に血がたまりやすくなります。

外からの衣類による締め付けも避けましょう。

ただでさえ女性はリスクが高いうえに、

肥満で見た目を気にすれば補正下着などに走りがち?

普段の下着でもゴムのキツいものは足の付け根を圧迫します。

ふくらはぎの筋力低下

便利な商品や車への依存

坂道の多い神戸の高齢者は足腰が強かったですね。

今はもう存在しておられない世代ですが、

明治大正生まれの女性たちは車の免許も持たず、

日常の移動手段は「歩き」のみ。

ふくらはぎポンプは我々より強かったと思います。

家電のない過酷な立ちっぱなし家事と多産のリスクで

強みを発揮できなかったかもしれませんが…。

バリアフリーのデメリット

バリアフリーは社会に必要不可欠ですが、

どの家庭もフラットな暮らしが定着。

若い頃からバリアフリーに慣れると

「もも上げ」の動作が要らなくなります。

筋力が衰えて逆につまづきやすくなる…という声も。

そんなことぐらいで…と鼻で笑ってスルーし、

フラットなマンション暮らしを快適に過ごした私。

いざ、Uターン移住して古い建築様式の実家に住むと…

玄関の段差や、傾斜のある階段昇降だけで筋肉痛。

わずかでも使わないと知らぬ間に筋力は落ちます。

おわりに

ひどい足のむくみに気づいて焦った私。

過去に心臓血管外科病棟勤務経験もあり、

下肢静脈瘤が悪化したケースばかり見て

刷り込まれたイメージが悪かったのです。

当時は手術法もひとつに限られ、

毎日弾力包帯を巻き直す術後の痛々しさが

私をビビらせていたのでしょうね。

今は手術法も画期的に進歩していますから、

治療を希望される方も安心して下さい。

症状が気になり不安な方は受診をお勧めしますが、

いちばん大切なのは予防です。

まだ若い世代のみなさんは

ほんのちょっとの心構えで悪化を防げます!

誰にでもいつかはやってくる血管の老化。

わずかな知識と習慣が将来のために役立ちます。

さて、久々に大真面目な展開でお送りしました。

いかがでしたか?

心づもりさえあれば恐れることはありません。

コロナを境に世界の在り方が変化しています。

今後はAI主導になる職種も増えるでしょう。

レジ業務もなくなり…ウエイトレスさんもロボット。

単調な事務作業は全てAI。安心安全だった公務員も失業?

一方ユニークなアイデアで生き延びる職種もあります。

衣・食・住に関わるお仕事は必要不可欠ですから。

無駄にぶら下がる官僚のみなさんが滅亡したとしても…。

オンラインを駆使して独立する若者たちも活躍する時代。

どうしてもデスクワークが増えてしまいますね。

より便利な社会を満喫できる次世代には

身体のセルフメンテナンスが重要かと思います。

私がギリギリ生きている今のうちに、

少しでもお役に立てる情報提供ができればと思い、

次回は、具体的予防法を公開します。

「一般的な予防法」と「私らしいオリジナル必殺技w」を

いつものふざけたイラストを交えてお伝えします。

どうぞお楽しみに!

最後まで読んで頂きありがとうございました。