みぐるみん

身ぐるみ脱ぎ捨て自由に生きる。おひとり様引退ナースが人生でやり残したことをやるために創った空間です。

「テレポーテーション人生」速いとか遅いとか…自分の常識を疑ってみました。

こんにちは。mimikobitoです。

はじめに

最近、社会に対して吠えることもありました。

火山の噴火や地震やら相次いでいますから、

磁場もおかしくなっているでしょうし、

我々の自律神経も狂って当然ですね。

ふと気付くと…

人生のペースも狂ってる?

ここ3年半の間、

火星移住しちまったぐらいの

凄まじい人生の変化が続いていました。

よくこれほど変化に耐えたものだと、

自分で褒めてあげたいと思います。

しかしながら…

生きるペースについてここで少し、

考え直す必要があるような気がします。

いつの間にかせっかちに

子供時代のわたしはマイペースで

どちらかというとスローなほうでした。

いつからせっかちになったのか?

明らかに社会に出てからであり、

そこは関西というテンポの速い街。

ノリとスピードがよく合う街でした。

とにかく明るく楽しい関西!

それは幸せだったんですよ。

いろんなことをハイスピードでこなし、

ええ加減もう疲れてきたんでしょうね。

本来の呑気さが、最近復活してきました。

一瞬焦ります。こんなんじゃ間に合わへん!

もっと速く速く速く!

救急部の同期ナースの中で、

何をやっても常に一番遅かったわたしです。

みんなのように速くしないと人が死んでしまう!

その強迫観念なのでしょうか?

いつも速く動こうとして落ち着きませんでした。

テレポーテーション人生

かつて1年間ほど、

母の看病で実家に滞在した時期があります。

本当は余命半年宣告を受けていたので、

看取りを覚悟していました。

しかし奇跡的に母が回復してきたため、

そろそろ仕事復帰を…という時期でした。

絶妙なタイミングでチャンス到来。

知人が持ち掛けてくれた

大学病院の中途採用お誘いに乗ったのです。

ダラダラのんびりの家事手伝いから、

7日後には他県で集中治療室勤務しているという、

自分史上ダントツ1位の神業をこなしました。

先方もかなり急いでたんですよね。

なんでも、速攻でその時期に人員補充しないと

定員削減されるとのことで急かされまして…。

面接からわずか7日間…。

家探しも引っ越しもしたはずなんですけど、

記憶にないほどのスピードでこなしたようで、

ほぼテレポーテーションでした。

気付いたらアレ?ここは何処?

目の前に、なぜかチューブやカテーテルだらけの人が…?

先週は実家で甥の子守りをしていたはずなんだが…?

なぜ自分がここにいるのかって?

そんなことどうでもいいから!

ハイハイ、目の前の人命救助!

それを何度か繰り返しているうちに

自分がここにいる理由なんて、

慣れてすっかり忘れてしまっていました。

頭で考えて計画したら、

とてもじゃありませんけど、

そんな無謀なこと二度とできません(笑)

29歳の時でした。

若さってすごいですね。

無謀なエピソードならいくらでもあります。

家を買おうと思いついてから…

2時間後には契約済み。

(不思議と大当たり大満足で約15年間経過…)

家を売ろうと思いついて…

3ヶ月後には、事務処理も引っ越しも

全て終えて転居先にポツーン。

ピンときて思い立ったら

即決で即実行。

それはそれでいいんですが…

結構エネルギー消耗しますね。

歳を重ねると身体にこたえます(笑)

今もそのスピードでいいのか?

そんなことばっかりやっていたので、

人の何倍速もの勢いで生きていたみたいです。

もう一生分生き切った感じすらあるのです。

最近になってようやく、

ひょっとしておかしい?と思い始めました。

もっと速度落としていいんじゃね?

今は体調不良で身体がストライキ起こして

半強制的に休止停止状態ですが、

気持ちはいつも焦っていました。

頭の回転だけが昔のペースのままで

落ちてくれないかったのです。

習慣に従うのは楽ですが、

バランスはその時々で変化するものです。

人生の転換期には特に、

大枠の部分を調整し直すことも大切でした。

常識は自分で創るもの

わたしが独身だからかもしれませんが、

一般常識のラインからすると、

生活感がない暮らしをしています。

53歳でも子供や孫がいませんから、

世代特有の役割がないぶん、

セルフイメージが固定されにくいのです。

例えば息子が結婚すれば姑になり、

孫が生まれれば祖母になるという、

誰にとっても当たり前な世間のイメージ。

その立ち位置が完全にゼロなので、

時系列を無視して突き進んだり、

いろんな次元に設定して演出してみたり、

遊び感覚でセルフイメージを創ります。

これは既婚であろうと孫がいようと、

万人に与えられた選択肢ですけどね。

まとめ

ちょっと今のペースってどうよ…?

自分の常識を疑ってはみたものの、

今日の最終的な着地点は…、

速いとか遅いとか…は、

世間との比較ではなく、

自分の本能に従って自己調整すればいい。

そんなあやふやな感じで腑に落ちました。

時系列はもう既に破壊しておりますので(笑)

「今という瞬間」を生きるようにしていますが、

しつこい「過去という瞬間の残骸」に、

追われてうなされることもまだあります。

期待と不安など「未来という具現化されていない瞬間」に、

心奪われてつい現実逃避したくなることもあります。

わたしは永久に不完全な人間ですから。

しかし、不完全ゆえに進化できるのです。

完璧・完全とは…ある意味においては、

「死」といえるかもしれません。

自分の死を演出できるのかどうか。

死に様は生き様そのものであり、

今の瞬間が死の瞬間に通ずると、

わたしは考えています。

今の時点ではね。固定はしません。

固定すると固定観念になってしまう。

理念や哲学は常に進化していきます。

まだまだ、いろんな方々の

個性豊かな生き方や哲学から刺激を受けて、

自分の理念を熟成させたいと思います。

おわりに

前回の「はなぢぶー」イラストに続き、

(気に入ってるのでまた載せてしまう…自画自賛

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まさか真面目な死生観を語るとは…

自分でも想定外でした。

こんな展開ばっかりなんですよ。

初めての方はドン引きするかもしれませんが。

今日、新しい読者さんが来て下さいました。

出逢いに感謝です。ありがとうございます。

こんな闇鍋カオスブログですが、

今後ともよろしくお願いいたします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

※ わたしの手描きイラストは全て、

編集ページサイドバーの「絵を描く」機能を使い

トラックパットに人差し指で描いたものです。